こんにちは、ryoです。
今回は、2月6日に豊中市立文化芸術センターで開催された「大阪フィルハーモニー交響楽団 豊中演奏会」を観てきました。本番当日までに新聞の広告やチラシ、広報とよなかという豊中市独自の広報雑誌にも今回の演奏会のことが載っており、いつもより情報を目にする機会が多かった気がしました。
今回は大河ドラマにフォーカスを当てたコンサートであり、大阪フィルでは初となる取り組みであったとのことでした。
全2部構成で、第1部では昭和時代の大河曲。第2部では平成、令和時代の大河曲に、各部の途中にトークショーを交えた公演でした。
指揮者は下野竜也さんです。下野さんは、NHK交響楽団指揮者、札幌交響楽団首席客演指揮者、広島ウインドオーケストラ音楽監督、広島交響楽団音楽総監督とその活躍は多岐にわたり、斎藤英明メモリアル基金賞や芸術選奨文部科学大臣賞をはじめとした、様々な賞を受賞されています。
1階席、2階席ともにほぼ満席で、大河ドラマの曲がメインのためか、周りを見渡すとシニア世代が多かったように思いました。舞台上には見慣れない楽器も多く、始まる前からワクワクが収まりませんでした。
第1部では、1曲目の「天地人」、5曲目の「黄金の日日」、そして6曲目の「独眼竜政宗」が印象に残りました。
第1部1曲目の「天地人」は、初めから大迫力の演奏によりスタートし、シンバルとティンパニの力強さと、弦楽器の一糸乱れぬ演奏により、一気に引きこまれました
5曲目の前に、ここで下野さんとゲストによるトークショーが始まりました。ゲストは作曲家の池辺晋一郎さんとオンド・マルノト奏者の原田節さんでした。池辺さんは演奏された「黄金の日日」「独眼竜政宗」を手掛けたその人でもあります。数多くの演劇音楽を作成し、数多の賞を獲得してきた方です。原田節さんは、日本人で初めて「オンド・マルトノ」という楽器を独奏楽器として扱い、演奏回数は20カ国、350回以上に及んでいる、オンド・マルトノの第一人者です。
このお三方の会話の中で特に面白かった内容が、池辺さんの「通常の大河ドラマ曲の作曲と違い、撮影スケジュールが遅れていた為NHK側からの資料がもらえず、自由に作曲してほしいと言われた為、非常に困った」という話でした。
そして始まった5曲目の「黄金の日日」は、物語の始まりを予見させるメロディーが流れ、魅入ってしまいました。気が付くと演奏が終わっており、大河のカッコよさと魅力があふれる曲でした。
6曲目の「独眼竜政宗」は、低音の力強い演奏から、打楽器のハーモニー、オンド・マルトノのアクセントが加わり、大河という言葉がこれ以上無いほどに似合う、そんな素晴らしい演奏でした。
第2部では、特に1曲目の「武田信玄」と、5曲目の「真田丸」、そして7曲目の「鎌倉殿の13人」が印象に強く残りました。
「武田信玄」は、勇敢という文字が似合うような演奏と、凄み、勇ましさ、勇敢さが表れた、第2部の始まりにふさわしい、観客を再び引き込むような旋律でした。
5曲目の「真田丸」は、大河曲の中でも屈指の人気曲であり、おそらくこの曲を目当てにしている観客も多いのではと思いました。ヴァイオリンのソロで始まる、大河曲の中でも異例な曲です。三浦さんの磨き上げられた技術を存分に活かした演奏は、心を揺さぶられるような、最高級のひと時でした。
7曲目の「鎌倉殿の13人」は、和太鼓の前へと進むリズム、鐘の音や電子ピアノに低音、男声の揃った声など、見どころが非常に多く今回の演奏会でこの曲が一番好きになれました。
演奏会は無事幕を閉じ、多くの拍手に包まれて終演しました。非常に満足感が高く、楽しい演奏会だったなと強く感じました。


